寒さへの耐性は犬種や生活環境でも大きく変わってきますし、対応が遅れると状況によっては健康に影響を及ぼす事があります。冬本番を迎える前に、皆さんのワンちゃんにも寒さ対応をお勧めします。
◆寒さに弱いといわれるワンちゃん
子犬や高齢犬、小型犬、シングルコートや短毛犬が代表的です。
◆寒い時のワンちゃんはどんなシグナルを出すのか?
人間も同じですが、ワンちゃんも寒い時には体が震えます。そして寒さを和らげるために体を抱え込むようにして小さく丸くしたり、毛布にもぐることもあれば、暖かい人間に寄り添ってきます。寒いので外への散歩に行きたがらない事もあります。
◆対応策① 生活環境
室温は20度〜22度が適温とされており、湿度は50%以上が目安です。強い暖房は乾燥し過ぎるので要注意です。外に出るときは防寒着が有効ですが、できるだけ保温性が高くて動きやすい服を選んでください。
ここでの注意ポイントは、屋内の暖かい場所では脱がせることが重要です。
皮膚病や時にはストレスになりますので、状況に応じてご活用ください。
◆対応策② ごはん
食べ物に鶏肉や羊肉など、赤身の肉は体を温める効果があるとされています。
さつまいも、かぼちゃ、にんじん、れんこん、かぶ、大根などの根菜類は体を温めるだけでなく、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。
要注意:食材にアレルギーがあるかもしれませんので、まずは少量から与えて、特に根菜類は必ず加熱してください。
ワンちゃんが健康で元気な状態で冬を過ごせるように、飼い主の皆さんが日々ワンちゃんの様子を見てあげて変化に気づいてあげることが重要です。そして不安なことがあればお早めに獣医さんに見てもらってください。
最後にもう一つ重要なことをお伝えします。
実は、ワンちゃんは寒くなると水を飲む量が減ることがあります。
水分量をチェックしてしっかりと水分補給ができるようにご注意ください。


